㊴左上4番の、1Dayインプラント(当日に仮歯まで入る、抜歯同期埋入の切らない縫わないワンデイインプラント法) 2023年10月10日(火)
今回の症例は、最新のインプラント法で埋入当日に仮歯まで入れられる方法になります。
左上4番目の歯が残せないので抜歯となり、インプラント希望の患者様です。
はじめに抜歯をします。
抜歯と同時にインプラントを埋入し、骨が足りない箇所には増骨をします。
抜歯前とインプラント埋入後のCTレントゲンです。
埋入前
埋入後
本来であれば、抜歯、インプラント埋入、仮歯製作と別日で行いますが、今回の方法は全て同日に終える事が可能です。治療回数も少なくして、患者様への負担も減らして進めていきます。
今回の抜歯即時インプラントは、手術当日に抜歯をし、その際にできた穴にインプラントを埋入します。そして、蓋の代わりとなる仮歯をつけます。
「メスを使わない」「切らない縫わない」インプラント手術です。
見た目も自然で、後日抜糸の為に来院する必要もありません。
これはその場で作ったプロビショナルレストレーション(仮歯)です。
インプラント手術当日にこちらの仮歯まで入るので、見た目の心配はいりません!
仮歯で2か月待ち、インプラントの上物構造(セラミック)の型取りに進みます。
埋入後はインプラントと骨、人工骨がしっかりくっつき、この仮歯(プロビショナルレストレーション)を使って、歯肉と歯肉の形態が治るのを待ちます。
8週間後、骨とインプラントがくっついたのを確認後、セラミックの歯を作って完成です。(くっついたかは、ISQ値(振動周波数分析器)とペリオテスト測定器を使ってチエックします)
一般的には、この治療は1年かかる治療ですが、(普通は抜歯して、3~6か月待って、骨が出来たらインプラントを行い、そして3ヶ月後に歯が入る)
当院のこの治療法では、骨の硬さや状態にもよりますが、インプラント当日に仮歯が入って、順調に治癒すれば、8週後にセラミックの歯が入って治療が完了します。
今回行った、当日にインプラントの仮歯まで入る治療は、1Dayインプラント(1日で歯が入る切らない縫わない、抜歯同時インプラント)で、この方法は難易度が高く、多くの経験とトレーニンングが必要であり、実際に行っている医院は少ないかもしれません。
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