2026.09.11-13 台湾 Full Arch Congress X ZAGA Centers に参加しました 2026年09月14日(月)
こんにちは。高崎駅前歯科です。
先日、台湾・台中で開催された「Taiwan Full Arch Congress X ZAGA Centers」に参加しました。今回の研修では、多くの歯を失った方に対するフルアーチインプラント治療や、上顎の骨が大きく不足している場合のザイゴマインプラント、患者さまの解剖学的な特徴に合わせたZAGAコンセプトについて学びました。
高崎でインプラント治療をご検討中の方のなかには、「骨が少ないと言われた」「総入れ歯が合わず、食事に困っている」というお悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。今回は研修の内容とともに、骨が少ない場合のインプラント治療で大切な考え方をご紹介します。

フルアーチインプラント治療とは?
フルアーチインプラント治療とは、上顎または下顎の歯列全体を、複数のインプラントで支える人工歯によって補う治療です。多くの歯を失った方や、残っている歯の保存が難しい方などで検討されます。
All-on-4(オールオン4)は、原則として片顎4本のインプラントで歯列全体を支える治療方法です。ただし、必要なインプラントの本数や適した治療方法は、骨の量・質、噛み合わせ、お口や全身の状態によって異なります。
治療計画では、インプラントを固定できるかどうかだけでなく、治療後の噛みやすさや見た目、日々のお手入れまで考えることが大切です。
台湾で学んだザイゴマインプラントと治療計画
今回のセミナーでは、ZAGAコンセプトを提唱したProf. Carlos Aparicio先生をはじめ、国内外の先生方による講演やハンズオン実習が行われました。
研修内容は、ザイゴマインプラントの外科手技、歯ぐきなどの軟組織の管理、合併症への対応、術前のリスク評価など多岐にわたり、治療を総合的に考える機会となりました。
ザイゴマインプラントとは、上顎の骨が著しく不足している場合に、頬骨を固定源として利用する特殊なインプラントです。通常のインプラント治療が難しいと判断された方でも、検査結果によっては選択肢となる場合があります。
ただし、骨が少ない方すべてに適しているわけではありません。骨造成を伴う治療など、ほかの方法も含めて検討し、適応を慎重に判断する必要があります。
ZAGAコンセプトとは?一人ひとりの骨格に合わせる考え方
ZAGAは「Zygoma Anatomy-Guided Approach」の略で、患者さま固有の解剖学的な特徴に合わせて、ザイゴマインプラントの治療計画を立てる考え方です。
同じ「上顎の骨が少ない」という状態でも、骨の残り方や上顎洞の形態、歯ぐきの状態は一人ひとり異なります。その違いを把握し、インプラントの位置や通り道、人工歯の設計などを検討することが重要です。
今回の研修を通じて、決まった方法を一律に当てはめるのではなく、患者さまの状態に合わせて治療を組み立てることの大切さを改めて学びました。
骨が少ない方のインプラント治療で大切な精密診断
上顎の周囲には、上顎洞や神経、血管などの重要な構造があります。そのため、骨が少ない場合のインプラント治療では、CT画像などを用いた詳しい診断とリスク評価が欠かせません。
特にザイゴマインプラントは、高度な知識と技術を必要とする治療です。上顎洞炎や感染、周囲組織の損傷などのリスクも踏まえ、治療の利点と注意点を十分に検討する必要があります。
また、持病や服用中のお薬、喫煙の有無なども治療計画に関わります。治療方法だけでなく、術後の管理まで見据えて判断することが大切です。


長く使うために、人工歯の設計とメンテナンスも重視
フルアーチインプラント治療では、手術に加えて、その上に装着する人工歯の設計も重要です。
噛み合わせや見た目の自然さはもちろん、汚れがたまりにくい形、お手入れのしやすさ、修理が必要になった場合の対応まで考慮します。インプラントの位置と人工歯の設計を合わせて検討することが、治療後の使いやすさにつながります。
治療後も、ご自宅での清掃と歯科医院での定期的なメンテナンスが必要です。インプラント周囲の歯ぐきや噛み合わせ、人工歯の状態を継続して確認し、お口の健康維持を支えていきます。

高崎で骨が少ない方のインプラント相談をお考えの方へ
「他院で骨が少ないと言われた場合でも、相談できますか?」というご質問をいただくことがあります。
治療できるかどうかは、骨の状態だけでなく、お口全体や全身の状態を確認したうえで判断します。他院で治療が難しいと説明された場合でも、その理由や検査結果を踏まえ、改めて治療の可能性を検討できることがあります。
高崎駅前歯科では、今後も国内外の学会やセミナーを通じて知識を深め、日々の診療に役立ててまいります。
高崎市や群馬県内でインプラント・オールオン4をご検討中の方、総入れ歯が合わない方、骨が少ないことで治療に不安を感じている方は、まずはご相談ください。患者さまのお悩みやご希望を伺いながら、治療の選択肢を一緒に考えていきます。

Prof. Carlos Aparicio先生の著書
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